ユーザー様に「安心・安全・確実・高耐久」を目指します。
昨今、無資格無登録業者による低品質化や低単価化、ずさんな廃棄物処理など、モラルの低下が見受けられることがございます。
しかし私ども電気設備工事業者には、環境保護、省エネ推進、災害・事故防止の観点から、常に持っておくべき心構えと、作業上守らなければならない決まりがたくさんあります。
やまだ電気では、法令や規程の遵守はもちろんのこと、定めがない部分までこだわった施工を行っています。そして、そのためにかかる手間やコストを惜しみません。
ご依頼主様の安心・安全、省エネ・節約につながることについて、長期的に見てどちらが良いのかといった視点で分かり易くご説明し、最適なご提案をさせていただいております。
こうした想いで、以下に挙げる観点から、それぞれこだわって仕事をしております。
1.環境の保護(オゾン層の保護、Co2の削減(分別廃棄関係))
(1)冷媒ガスについて
環境保護のため、エアコン等の冷媒ガスは、大気解放することなく確実に回収・有効利用・破壊をすることが義務付けられています。
弊社では、廃棄するエアコンからは冷媒ガスを完全に抜き取り、最終処分業者へ確実に引き渡します。 エアコン取付けの際も、配管内部への空気や水分の混入は大敵です。 しっかり時間をかけて真空引きをし、一定時間のリークテストをいたします。非常に手間はかかりますが、ガス漏れを未然に防ぎ、エアコンの性能・耐久性を最大限にする、とても重要な作業です。
冷媒ガス改修作業
計測器を使って確実に作業します
回収した冷媒ガスは専用の回収容器に
(2)廃棄物の分別・リサイクル
「混ぜればゴミ、分ければ資源」
工事業者ですから、廃棄物はつきものですが、資源の有効利用の観点から弊社では、ゴミの分類・分別に気を配り処分しています。
もちろん廃家電4品目は、廃家電リサイクル法に乗っ取った処理を確実に行います。
2.省エネの推進(リサイクル法の遵守や省エネ設備の提案)
省エネの目的の一つは、ご家庭や店舗・会社・工場等での消費エネルギーを抑えて、電気代や燃料費といったエネルギーコストを下げること。 もう一つは、その結果によって、Co2排出量や化石燃料の消費量を削減して地球温暖化を防止し、現在の地球環境を子孫の代のその先まで継承することです。
弊社では、次のような提案をさせていただいております。
(1)LED照明設備
古くなった証明設備の入替えのご依頼があった場合には、極力LED照明設備への入替えをご提案しています。LEDは、電気代が約30%~80%削減できるうえ、長寿命のため、球(ランプ)交換経費も従来ほどかかりません。
工場などの水銀灯からの切替えは、特に効果が高いです。
水銀灯は、十分な明かりが点くまで10分~15分かかり、かつ、頻繁に入り切りするとランプ寿命も縮まるので、つけっぱなしにされておられるところが多いです。
あるご依頼主様の工場で、そうした設備をLEDに切り替えてかつ、人感センサーでの点灯にして、フォークリフトや人が入ってきたときだけ点ける方式に切り替えられたところ、電気代が1/10になったという事例もございます。
照明設備入替の場合には、生活スタイルやお仕事の内容等をお聞きして、ケースバイケースで、その条件下で必要十分な照度の確保、適したLED照明設備のご提案をさせていただいております。
(2)新型エアコン
昨今のエアコンは、ルームエアコンでも10年前の機種と比べて30%近く省エネになるものがあります。業務用のパッケージエアコンにおいては、かなり旧式のレシプロ機からだと50%以上も省エネになる場合も多いです。
業務用エアコンの必要能力は、部屋の広さだけでなく、収容人数や熱負荷など、様々な要因で変わります。お使いの使用条件などお打合せさせていただき、最適な環境をご提案させていただくと共に、入替えの場合には既設の配管や配線を利用し、低価格でスピーディーな工事もご提案させていただいております。
(3)エコキュート
エコキュートとは、ヒートポンプ技術を利用して、空気の熱でお湯を沸かすことのできる電気給湯器の総称です。
非常にランニングコストが安く、弊社が設置したお客様の殆どが、月/1500円~2000円程度で済んでいます。また、リモコンで残湯量が確認できるため、節水効果も高まります。
昨今では、かなりお求めやすい価格になりました。設置する設備や場所の条件によって、給排水設備の新配管をご提案させていただいたり、分電盤の入替え工事が必要になるなど、工事価格は変わってきますが、お客様にご納得いただけるよう、ご提案させていただいております。
かなりの重量となる貯湯タンクが傾かないためのしっかりとした基礎工事、給排水、電気工事、電力申請まで、一貫して工事させていただいております。
(4)太陽光+蓄電池
太陽光で自家発電してそれを電力会社に売る(売電する)…という使い方は、今後、売電単価が下がったり買取制限がかかったりする可能性があり、それほど、おトクな設備ではなくなってくるかもしれません。
今後は、太陽光+蓄電池で「日中は発電して蓄める」、その電気を夕方以降などの「需要が多い時間帯に使う」というシステムがこれからの主流となるでしょう。
設備導入費が現在はとても高価ですが、将来、蓄電池の価格が下がってくることに期待しております。
(5)消費電力の「見える化」
ご家庭で、各部屋、エアコンなど、今どこでどれだけ電気を使っているのかを把握する…そんなことが可能になってきました。これが可能になると、節約意識が高まり省エネにつながります。
パナソニックに代表される「HEMS(Home Energy Management System)」などは、例えば各部屋、エアコンなどの設備ごとに消費電力量をテレビ・パソコン・スマホ・タブレット等で確認できたり、家電機器の自動制御ができたりします。「見える化」により、意識を持って具体的な節電が図れます。政府もHEMSの設置を推奨し、全ての住まいに設置することを目指しています。
弊社は数年前より、将来HEMS等に対応可能な配線も提案させていただいております。
今後、各家庭において、スマートメーター(通信機能・制御機能を持つ次世代電力メーター)とHEMSがリンクするシステムが構築され始めます。
弊社は、こうした新時代にも柔軟に対応します。
3.電気工事・電気設備に起因する災害・事故発生の防止
住む人、使う人が、長期的に、安心・安全に過ごせるように…。設備の提案、部材の選択、工事、すべてにおいて、これを常に意識しています。
(1)ずっとずっと先まで見据えた、安心・安全・高耐久な電気設備工事
電気工事士なら誰でも当たり前にやっているはずの配線工事でも、ちょっとしたことで耐久性は低下します。電線の支持ひとつ取っても、支持点間や支持の方法など様々な決まりがあります。
小さな事にも気を配って地道に仕事をすることが「ずっとずっと先まで」を可能にします。
例えば木造配線工事で主に使用するステップルの施工ひとつとっても、気遣いは必要です。
弊社では、長期的に配線設備の絶縁の低下を防止し、ショートや断線を起こさないよう、ステップルの打ち方ひとつにまで気を配り、ケーブルハンガーといった材料を惜しみなく使用しています。
▼悪い例
▼良い例
(2)守るべきことを確実に守る
住む人・使う人の安全のために定められた規程があります。
「内線規程」と「電気技術規程」です。
弊社ではこれを熟知し、規程に乗っ取って施工しています。
これはほんの一例です。
規程の定めにはすべて安全上の「理由」があり、弊社ではその「なぜそうしなければならないのか」を熟知し、それを常に意識して施工をしています。
(3)状況に合わせた最適な施工
例えば、鉄筋コンクリート造なら、コンクリートを打つ前に型枠内部に仕込むボックスなどは、雨がかかる側なら金属製ではなく樹脂製を使うことにより腐食による爆裂を予防します。
また屋外の器具付けは、ステンレスや溶融亜鉛メッキ仕上げのボルトやビスを使用します。
屋側への出線には2重・3重の防水処置を施したり…。
誰かに言われてではなく、長年この仕事に携っていますと、ほんの少しの気遣いでずいぶんと変わって来ることに気づきます。
状況に合わせた最適な施工方法を模索することは、住む人の安心へ繋がると思っています。